
小1の壁って、フルタイムだと無理?



検索するたびに不安が増えていく…
わかります。私も来年上の子が小学校入学で、「小1の壁」を検索しては、胃が痛くなっている一人です。
わが家は上の子が年長。来年の春、小学生になります。私はフルタイム勤務(8:30 – 17:00)、夫はややハードワーク(8:30 – 20:00)、両親は遠方、車なし。下の子は保育園継続。条件だけ並べると、なかなかのハードモードだと思っています。
この記事は「小1の壁を乗り越えた人のアドバイス」ではありません。壁が差し迫ってきた年長ママの私が、フルタイムを続けるために”今”やっている備えの実況です。同じように来年が怖いママの、作戦会議の参考になればうれしいです。
- 小1の壁の正体(大きな壁より「小さな段差の集合体」)
- 年長ママのリアルな不安5つ(朝の30分・学童・夏休み…)
- フルタイムのまま越えるために、年長の今やっている備え
小1の壁とは?怖いのは「大きな壁」より小さな段差の集合体


小1の壁とは、子どもの小学校入学と同時に、仕事と育児の両立が急に難しくなる問題のこと。保育園という「働く親前提のインフラ」から、小学校という「そうではない世界」への引っ越しで起こります。
| 保育園(今) | 小学校(来年から) | |
| 預かり時間 | 朝7時台〜18時以降も延長可 | 授業は14時ごろまで。放課後は学童頼み |
| 送迎 | 親が送迎(車・自転車OK) | 子どもが歩いて登下校 |
| 夏休み | ない(お盆くらい) | 約40日ある |
| 連絡・持ち物 | アプリで完結 | 紙のプリント・宿題 |
| 親の情報網 | 送迎で毎日会う | 会う機会が激減 |
調べていて実感したのは、小1の壁は「ドン」とそびえる一枚壁ではなく、「朝の30分」「14時からの放課後」「40日の夏休み」みたいな、小さくて具体的な段差がたくさんあるということ。だから対策も、穴を一つずつ埋めていくしかないんですよね。
実際、講談社コクリコの調査(2025年)では、小学生ママの56.7%が「小1の壁を感じた」、そのうち72.5%が「働き方を変えた」と回答しています。子どもの小学校入学のタイミングで母親の就労率が10%下がるという分析もあり、それだけ「続けられなくなる」人が多い問題です。



でも裏を返せば、続けている人も90%いるのだから、できることを探っていきます
引用
- 「小1の壁」で働き方はどう変わる? 退職や時短勤務を選んだママたちの実態調査(講談社コクリコ)
- キャリア継続の障壁 小1の壁(マイナビキャリアリサーチLab)
【わが家の場合】年長ママの私がリアルに不安な5つのこと


まず、私が胃を痛めている不安を書いてみました。一般論より、具体的なほうがきっと参考になるはず。
①朝の30分問題


わが家の朝、私と下の子(保育園)が家を出るのは7:20。でも小学校の登校時間から逆算すると、息子が家を出るのはたぶん7:50ごろ(良くも悪くも学校が近い)。
この30分、誰か一緒にいるべきでは?
小1になりたての子がひとりで30分留守番して、戸締まりをしてランドセルを自分で背負って登校する…って、想像するとかなり不安です。



実はこの「朝の小1の壁」、愛知県が特設ページを作って企業に対策を呼びかけるほど、社会問題になっています。うちだけじゃなかったんや
②学童(トワイライト)の「つまらない」問題
名古屋市の公立小には「トワイライトスクール/トワイライトルーム」という放課後の預かり制度があります。ありがたい制度なのですが、保育園のママたちや地域の美容師さんから聞くのは「つまらないって行きたがらなくなるよ」という声。
授業が14時ごろに終わってから、お迎えまで約4時間。読書好きな子なら本をいくらでも買ってあげるけど、1日4時間の読書は大人でも厳しい。「行きたくない」と渋られても、車の無いわが家に遠くの民間学童への送迎はできません。実質、トワイライト一択なんです。



小学校入ったらやっすい車を手に入れるべきか…と家計簿とにらめっこしています。下の子のチャイルドシートがブースターシート(でっかい座布団みたいなやつ)になれば、カーシェアで十分ですがここから数年が厳しい
③夏休み、どうする&ごめんね問題
約40日の夏休みも、基本はトワイライトに通ってもらうしかありません。頭では分かっていますが、自由なのが夏休みなのに、毎日同じ場所に「登校」させるのは可哀想だな、という罪悪感があります。
私自身、親に一緒に遊んでもらった記憶はあまりありませんが、夏休みに家でダラダラできた記憶はあるんです。あの「何もしない自由」をあげられないのが、モヤモヤする点です。



ただ、私は親に隠れて好きなだけPC触っていたいタイプだったので、同じタイプなら早くからお留守番もできるかもしれません、こればかりは要観察です
④宿題を見る時間、ある?
帰宅は18時半ごろ。そこから夕飯・お風呂・下の子対応・寝かしつけ。宿題の「チェック」はできても、隣に座って「一緒に」やる時間はかなり厳しい予感がしています。トワイライトで宿題をやってきてくれれば助かるけど、1年生の最初からは難しいだろうな、とも。
⑤下の子の保育園送迎との「二重生活」
下の子は引き続き保育園。つまり来年からは「小学校の世界」と「保育園の世界」を同時に回すことになります。行事も連絡手段も持ち物文化も違う2つの世界を、1人の頭で管理する…考えただけでメモリが不足します。



来年4月からしばらくはパニックになるからよろしく、と夫に伝えています
フルタイムのまま越えるために、年長の今やっている準備


ここからが本題。不安を並べて終わりにせず、年長の今のうちに「調べる・決める・種をまく」を進めています。やっているのはこの5つです。
- 放課後の預け先(トワイライト)を正確に調べる
- 時短・在宅など「使える制度」を就業規則で確認する
- 朝の30分の選択肢を洗い出す
- 職場に種をまく(年長のうちに上司へ相談)
- 子どもに種をまく(お留守番の練習・心の準備)
準備①:トワイライトを「評判」でなく「制度」で調べる
「つまらないらしい」という評判だけで悩んでいても仕方ないので、制度を正確に調べました。名古屋市のトワイライトには2種類あります。
| トワイライトスクール | トワイライトルーム | |
| 時間 | 授業後〜18時まで | 授業後〜19時まで(延長利用) |
| 料金 | 基本無料(保険料 年400円程度) | 〜18時:月1,500円/〜19時:月6,500円 |
| おやつ等 | なし | 「ホッとふれあいタイム」あり |
うちの学区はルーム。つまり19時まで預かってもらえる=私の18時半お迎えは制度上いけるとわかりました。
「評判」は変えられないけど、「時間の不安」は調べれば消せる。同じ名古屋のママは、学区の小学校がスクールなのかルームなのかをまず確認するのがおすすめです(時間も料金も変わります)。細かい運用は市役所でまた確認しようと思っています。



「つまらない問題」への私の作戦は、家で楽しみを補給すること。好きな本の買い足しと、帰宅後の「ママと10分ゲーム」「好きな映画一本」を今からお試し中
準備②:時短・在宅の「使える制度」を就業規則で確認する
「転職して1年ちょっとだけど、時短勤務に変えられるの?」これ、私自身の疑問だったので調べました。ポイントは3つです。
- 法律で会社に義務があるのは「3歳まで」の時短。小学生の時短は会社ごとの独自制度(わが社は「小6まで」規定あり。あなたの会社の就業規則が答え)
- 2025年の法改正で、残業免除(所定外労働の制限)は「小学校入学前まで」に拡大。3歳〜就学前は時差出勤・テレワークなどの「柔軟な働き方」の措置も企業に義務化
- 入社1年未満の人は労使協定で対象外にされている場合がある。転職したてで使う予定の人は、勤続年数の要件まで就業規則でチェック
私の場合、来年4月の入学時点で勤続1年を超えるので「1年未満除外」はクリアできそう。あとは会社規定の時短と、いま権利はある在宅週4をどう配置するか。「朝に在宅を寄せる」が最有力とみています(在宅の日は保育園送迎含めても7:50の送り出しができる)。
準備③:朝の30分の選択肢を洗い出す
①在宅の日は私が送り出す ②出社日は夫と分担交渉 ③ファミリー・サポート・センター等の「送り出しサポート」を調べる——の3本立てで検討中です。正直、③の外注はずっと後回しにしていたのですが、「調べてない」が一番の不安製造機だと気づいたので、年内に料金と使い方を確認します。
シッターさんに頼る練習はしてみました。初めて使ったときの記録はこちら:【体験談】ベビーシッター初体験レポート①|マッチングの注意点も解説
準備④:職場に種をまく(年長のうちに上司へ相談)
先輩ワーママたちの体験談を読み漁ってわかった共通点は、うまくいった人ほど「入学してから」ではなく「年長のうちに」職場へ相談していること。勤務時間の前倒しや在宅の曜日固定は、チームの計画に関わるので早いほど通りやすいんですよね。
幸い、今の課長は今年中学生になったお子さんを、小学生時代は送迎から夕飯までやってきたパパさんです(うちに婿に来てくれ)。「来年、小学校入るんですけど朝困っていて…」と軽く相談を始めています。制度より先に、人に知ってもらう。これも立派な備えだと思っています。
準備⑤:子どもに種をまく(お留守番と気持ちの準備)
うちの息子は、鍵っ子は「できるけど、寂しさを我慢しそう」なタイプ。だからこそ、いきなり本番にしない準備を始めています。
- 短時間のお留守番練習(まずは10分・ゴミ出しの間から)
- 「小学校になったら朝はこうなるよ」を明るく共有
- 寂しさは我慢せず言っていい、と繰り返し伝える
働き方を変える選択肢も、正直に調べておく


ここまで「フルタイムのまま」の備えを書いてきましたが、働き方を変えるのも逃げではなく立派な選択肢です。データでも、壁を感じたママの7割が何らかの形で働き方を変えています。
| 選択肢 | 向いているケース |
|---|---|
| 時短勤務 | 会社に小学生までの時短規定がある(就業規則を確認) |
| 在宅・時差出勤を増やす | 制度がある or 交渉余地がある職場 |
| 転職(両立しやすい会社へ) | 今の職場に制度も交渉余地もない。定説は「入学の半年〜1年前から準備」=年長の今 |
| パート等へ転換 | 収入減を許容して時間を最優先したい |
| 退職 | 最後の手段。ブランクのリスクも合わせて検討 |
私自身は「フルタイム継続」でいく予定ですが、それは転職で「家から近い・在宅週4・残業なし」の今の環境を先に作ったからでもあります。



時短のままの転職や、フルタイムに切り替えた経験談はこちらにまとめています
▶今年のはじめに時短勤務からフルタイムに転職した話:フルタイム共働きは無理?時短から切替後100日たって気づいた4つのこと
▶時短勤務特化の転職エージェントの体験談:【年収170万円アップ】リアルミーキャリア体験談|時短ワーママに来た求人とやり取り
「小1の壁」体験談を読んで心に響いた3つのこと


体験談を読み漁って、「これは大事」と心に留めているものが3つあります
- 「年長時から上司に相談して勤務を30分前倒し、朝は夫が担当」——体制は入学前に作る。壁を「そこまで感じなかった」人は、だいたい先回りしているらしい
- 「備えるべき。でも怖がりすぎない」——完璧に先回りしようとせず、走りながら再調整する柔軟さも大事
- 「小1の壁は家族プロジェクト」——母ひとりで背負わない。夫の分担・子どもの成長も含めてチームで越える



「毎日元気に登校してくれることが全ての前提」と書いていた先輩の言葉が、いちばん刺さりました。子どもの心が最優先ですね
よくある質問
Q. 小1の壁の準備はいつから始めるべき?
年長の春〜秋がベストだと感じています。学童の情報収集と職場への相談は早いほど有利で、転職を視野に入れる場合の定説も「入学の半年〜1年前」。就学時健診(秋)は情報収集の大チャンスです。
Q. フルタイムのままは無理?
「無理」ではありませんが、ノープランだと厳しいのは事実。放課後の預け先×朝の体制×職場の理解、の3点セットを入学前に組めるかが分かれ目です。データでは壁を感じたママの72.5%が働き方を変えており、「変える」も含めて選択肢を持っておくのが安心です。
Q. 学童に入れなかったら/行きたがらなかったら?
公立の預かり(名古屋ならトワイライト)+民間学童+ファミサポ・シッターの組み合わせで穴を埋めるのが現実解。「行きたがらない」問題は根深いので、理由を丁寧に探ること、気持ちに寄り添うこと、家での楽しみの補給と、慣れるまでの声かけをセットで考えています。
Q. 小1の壁っていつまで続く?
一般に、子どもがひとりで留守番や登下校をこなせるようになると楽になります(2〜3年生ごろ)。ただし学童を卒業する頃に「小4の壁」が来るとも言われるので、長期戦の心構えで。
まとめ:怖がりすぎず、年長の今できることから


- 小1の壁は「小さな段差の集合体」。段差ごとに登り方がある
- 預け先は「評判」でなく「制度」で調べる(時間の不安は調べれば消せる)
- 時短・在宅の要件は就業規則で確認(小学生の時短は会社規定の世界)
- 職場と子どもへの「種まき」は年長のうちに
- 働き方を変えるのも立派な選択肢。ただし焦りは禁物、早めの情報収集を
正直、来年どうなるかはまだわかりません。でも「調べていない不安」を「調べた上での作戦」に変えるだけで、胃の痛みはだいぶマシになった気がします。
入学後に「実際どうだったか」も、このブログで絶対に報告します。同じ年長ママのみなさん、一緒に作戦を立てて春を迎えましょうね。





