「今日夜ご飯食べてきて良い?」
17時頃に夫からLINEで連絡がきていた。見られたのは18時30分だけど。
「いまみた。りょ」
これだけ返して、ため息をついた。
別にいいのだ。あんたが居たって居なくたってもうご飯は作っちゃったし。どうせ子どもが寝るまで私がやるのは変わらないんだから。
でも心の中でこんなふうに思う。
『いいね、好きに外食できて』
こんなふうに思う自分が嫌になる。何度も布団の中で、キッチンの隅でAIに相談して泣いた。
この記事を読んで、嫌な気持ちになる人がいるかもしれません。独りよがりで、子どもっぽく、感情的なワーママの本音です。
これからお話するのは、「夫が自由に時間・お金の使い方を決められて、私には自由がない」と苦しんでいた話です。
「性格悪い」「子どもがかわいそう」
こんな意見もあるかもしれない。でも、同じことに悩んでいる人が、見てくれていたら、嬉しいと思います。
共働きなのに、不公平。時短勤務とはいえ、私がいなかったらあんたの今の生活、成り立ってないよ

共働き歴は6年目。その間、夫はバイクを2回買い替え、車は300万円超の、(我が家からしたら)高級車になりました。
働き方も夫は自由で、子どもが起きる前に出社して寝てから帰って来る日も多いし、勤怠をつけずに休日も職場に行く。そのときの決まり文句は「忙しくて」だ。
まるでそれが「当たり前」であるかのように、そこで私がフォローしている育児タスクや金銭リスクは気づかれていない。
私が感じていた不公平の内容は、次の2つです。
- お金の使い道の決定権
- 仕事時間の決定権
そしてこれらの結果、「私だけが強制的に調整役になっている」と感じることが一番の不公平感でした。
お金の使い道の決定権
夫は車や服が好きで、将来の貯金ができないタイプです。
比較的短期的な出費である固定資産税や、車検代、買い替え費用も、「コツコツ貯める」気はないらしい。だから、10年以上先の大学費用なんて、話しても全くピンときていない様子でした。
独りなら、それでいいよ。お金無くなったら買えないだけだし、使わないって言ってたね。最低限の貯金は守るって。
でもさ、子どもにかかるお金って、その「最低限」に入ってるの? たしかに夫の通帳の残高の推移を見る限り半年分の生活費を下回ることはありません。でも、それだけじゃあ子ども二人は大学に行けないし、車買ったら無くなっちゃうじゃん。
こんな話を、ライフプランシミュレーションや家計簿を見せながらやんわりと話していたけど、全然理解されない。こういう話をすると決まって「みんなそんな事考えてない」って言われます。
その「みんな」って、お金に困ってないの? 全然理由になってないと感じるのは私だけでしょうか。
だから諦めて、自分の給料はほとんど貯金に回しています。家具家電の買い替え、車検代、税金、子どもの学費や入学費用。それ自体は別にいい。でも、私が何を考えてお金の使い道に自由が無いのか、自分の自由と私の自由との間に差があることを認識しているのだろうか?と諦めにも似た気持ちを抱いています。
仕事時間の決定権
夫は仕事の終わり時間も始まる時間も制限はありません。対して、私は保育園の送り迎え、子どもの寝かしつけがあるから残業はできません。
これはよくある状態だと思いますが、「子どもができてからも思い切り働けるのは、誰かが子どもを見てくれるからだ」と思っている人はどれくらいいるのでしょう。
稼ぐのが仕事?役割分担? でも、勤怠をつけずに休日に職場に行くのは何なの? 休みに職場に行くと怒られると言っていたから、サービス残業が常態化しているわけでもないでしょう。いまいち納得がいきません。
「あなただけが自由に仕事時間を決められるの、不公平じゃない?」
こんなモヤモヤも、喧嘩にならずに伝えられる方法が思い浮かばず飲み込み続けています。
手伝ってくれても消えない不公平感

タスク単位では、夫は世間的に言えば「よくやってくれる」夫だと思います。
夜のお皿洗いはキッチンがどれだけ散らかっていようとやってくれるし、子どもの遊び相手・お風呂だって家にいればやってくれます。
状況だけ見れば、不公平だと文句を言ってはいけないはずなのに、心からの感謝が湧いてこないんです。
私のこの具体的な理由のわからない「モヤモヤ」は何なのだろう?夫が家事育児をやってくれればやってくれるほど、自分の中で違和感は大きくなっていきました。
そして転職してみてわかったのですが、私が欲しかったのは「対等な責任」と「決定権」でした。
共働きでワンオペや不公平、「夫はずるい」と感じる瞬間は
「夫はずるい」と感じるのは、こんなときでした。
- 子どもをお風呂に入れてはくれるけど、出た後の世話は私がやることになっている
- 急に夜ご飯を食べて帰って来ると言われたとき
- 休日に決定形で「ちょっと職場いってくる」と言われるとき(ただし家族の予定があるわけではない)
- 私は仕事、夫が休みの日、1日出かけたいからと保育園の送り迎えを頼まれるとき
一つ一つは問題はないはずだけど、「俺はできることだけできるときにやる。あとはそっちが吸収してくれる」と勝手に変換してイライラしていました。
つまり、「決定権」が最初から夫にあることが嫌だったのです。
共働きでワンオペが辛く感じる本当の理由は「コントロール感の違い」だった

そりゃあ、共働きで子ども二人を育てるのは物理的にも大変です。
自分の時間は無いし、私自身も子どもも睡眠時間はギリギリだし、仕事のプレッシャーもあるし。
でも、それが全部自分で決めたことだったら、イライラしないんじゃないかと思います。
夫がコントロールできていて、私がコントロールできていないもの
家族として生活する以上、お互いの責任やタスクがお互いに侵入してくることは仕方ありません。そこは協力するべきでしょう。
ただ、「どのように協力するか」「どれくらい協力するか」はお互いの合意が必要ではないでしょうか。
私は忙しいのは割と平気なタイプで、自分ひとりで子どもたちとホテルに泊まり、飛行機に乗ると決めた旅行は、大変でしたがイライラや悲壮感は全くありませんでした。
対して、はるかに楽なはずのタスク…夫が休みの日に仕事のある私が保育園の送迎を行うことや、入浴という一連のタスクの中で実は大変な出た後の就寝準備を「決定権なく任されること」で自己決定感を失い、毎回泣きながらAIに相談をしていたと気づきました。
共働きで夫にイライラしない方法は、試しても意味なかった

家事育児の分担が進んでも、イライラは大して解消しませんでした。
私が欲しいのは決定権だったためです。
ただ、それでも私の不満は消えなかった。「やるかやらないか」の選択権は依然として夫にあり、しかも一見正当性のある状態(仕事のため)が続いていました。
「話し合いましょう」や「爽やかにお願いする」も、家事タスクの分担には役に立ちました。夫がお皿洗いやお風呂を自らやってくれるようになったのは働きかけてからでした。
▶夫婦で家事育児を分担する方法:【育休夫にイライラする人向け】「夫の取るだけ育休」を回避する3つのポイントを解説
決定権が欲しいと言えなかった
私が欲しかったのは、家事の分担でも、手伝いでもなく、「決定する側でいること」でした。
でも、その気持ちを、私はずっと言えませんでした。
なぜなら、私の中ではずっと、「夫のほうが稼いでいる」「私は時短に逃げている」という意識があったからです。
私は無意識に、自分を“従属する側”に置いていました。
だから、
- 仕事を優先したい
- 今日は私の都合を通したい
- これは対等に話し合いたい
そう思っても、どこかでブレーキがかかっていたんです。
「私が言うのは、わがままじゃないか」
「稼いでいないのに、要求するのはおかしいんじゃないか」
そんなふうに、自分で自分の口を塞いでいた。まるでセルフモラハラですよね。夫婦間でおかしいと思うかもしれませんが、私は夫に劣等感を抱いて発言ができなくなっていたんです。
収入が近くなると、心が軽くなった
夫と同等に働けば、夫と同等の収入があれば、「私は対等に発言できる」と気づいたのは、転職してからです。
転職してフルタイム正社員、同等とはいかないまでも収入割合(夫:私)は7:3 から 5.5:4.5 になりました。
すると、「私も仕事を優先したい」と言えるようになりました。
また、夫の態度も少し変わったように思います。転職が決定した直後、自分から「俺、朝保育園の送り毎日やれるよ」と言ってきました。
本当に収入が近くなったことが理由かはわかりませんが、少なくとも私は「対等になれた」と感じて、怒りを混ぜずに言葉にできるようになりました。
まとめ:工夫しても夫にイライラしてたら、実は決定権のなさが原因だった

私は共働きワンオペ生活でメンタルを崩壊させながらも、いろいろな工夫や行動で家事育児の分担を進めてきました。
それでもイライラが無くならなかったのは、私が欲しかったものが「休み」でも「手伝い」でもなく「自分で決めているという実感」だったからです。
つまり、「自己決定感の喪失」が一番の原因でした。
夫が家事育児をするかどうかという物理的な問題は、私のイライラの原因の全てではありませんでした。
もし、同じように「夫はよくやってくれているはずなのにイライラする」という方がいたら、「決定権はあるか?」「決定権を持つ資格がないと無意識に思っていないか?」考えてみてください。
私の場合、「決定権を持っていい」という感覚は、収入が近づいたことでようやく持てるようになりました。
「夫はずるい」「共働きなのに不公平だ」と悩む方の中には、同じように、収入が近くなることで対等に話し合えるようになり、心穏やかに過ごせるようになる方がいると思います。収入差を家事育児の分担割合を決める理由にしてはいけない、と世間は言いますが、私は気にしていました。
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