みい子こんにちは!最近転職活動を終えたみい子です
「ワーママの転職」と聞くと、
- ワーママでも本当に転職できるの?
- ワーママの転職は選択肢が限られているから相当厳しい
- 転職活動をしてみたけど、独身時代より手応えがなくて焦る
こんな不安や焦りを感じますよね。
育休復帰後、働き方を変えたいと思っても、「30代・女性・子持ち」の状態で転職するのは簡単ではありません。
それでも、私は今回の転職活動で育児との両立×年収アップという条件を勝ち取ることができました。
ただし、今回の転職活動では応募総数10社のうち、内定をいただいたのは1社のみ。
私には華やかな経歴はありません。新卒では小売業で長時間労働、その後転職した後も6年間、時短勤務で平社員の「どこにでもいる30代ワーママ」でした。
そこで、今回の転職活動の体験談を通して、30代ワーママ転職の心構えや書類選考・面接対策を解説します。
この記事を読めば「30代ワーママが転職活動に成功するために必要なこと」がわかります。
私が30代ワーママになってからの転職のノウハウをぎゅっと詰め込みました。転職活動に成功して生活を変えたい人は、ぜひ最後まで読んでください。
30代ワーママの転職市場の現状と課題
30代ワーママを取り巻く転職市場は、「可能性は0ではないが、20代よりも転職成功する確率は下がる」というのが厳しい現実です。
転職した人・転職したい人・転職後の年収の増減等をデータで見るとよくわかります。
政府の各調査から、30代ワーママの実際のデータを見ていきましょう。
20代vs30代 転職した人の比較


引用元: 政府統計e-stat『労働力調査 年齢階級別転職者数及び転職者比率(2024年)』
20代前半(15-24歳)では約12%が転職しているのに対し、30代前半(25-34歳)では約7%、30代後半(35-44歳)では約5%と下がっていきます。



きれいな右肩下がりだね…



ところが、30代女性が「転職する必要がない」のかというと、そうでもないことが次のグラフからわかります
20代vs30代 転職したい人の比較


引用元: 政府統計e-stat『労働力調査 年齢階級別転職希望者数及び転職等非希望者数(2024年)』



20代前半より、30代のほうが希望者数がすごく多い!



新卒で入社後、しばらくして「転職したい」と思う人が多くなるのかもしれません。でも、「30代女性は転職したいけどできない」という現状が浮かび上がってきましたね
20代vs30代 年収は上がった?下がった?


引用元:政府統計e-stat 『雇用動向調査 転職入植者の年齢階級別賃金変動状況』
転職が成功したかの大きなポイントの一つは「年収が上がったか」です。
20代では「年収が上がった」人は38.2%なのに対して、30代以降では34.9%と減少。それどころか「年収が下がった」人は20代では15.0%に対して30代以降では17.8%と増加し、年収ベースでも「30代女性が転職成功するのは簡単ではない」ことがわかります。



やっぱり30代の転職って条件下がるよね…



20代より30代のほうが年収アップ転職が難しくなるのは事実ですが、対策すればむしろ中堅の30代にはチャンスがあるとも言えます。後半で解説します
子どもがいると雇用形態は非正規が多くなる


さらに年代だけでなく、「子どもの有無」でもワーママの転職の難しさがわかります。
育児をしていない女性と比べると、育児をしている30代女性の正社員は約42万人少なく、出産・育児をきっかけに正社員を継続しない選択をする人が多いということです。
実際、私も2人を育てながらの正社員生活は、楽なものではありません。



うちは時短勤務してる人いなくて、実質子どもできたらやめるのがルールみたいなものだったよ…



時短勤務だから楽か?と言われるとそうでもないのですが、それでも例えば18時に仕事が終わって、1時間通勤にかけていたら到底生活は成り立たなかっただろうなと思います
ワーママが正社員を続けるには、保育園の開園時間、家族の協力度合い、通勤時間、会社の制度や雰囲気など様々な条件を揃える必要があるため、環境によっては「退職を余儀なくされる」方もいるのは当然です。
30代ワーママは転職できるけど、簡単ではない
30代の子育て中女性は、「転職はできるけど、簡単ではない」です。
- 転職した人は30代女性より20代女性の方が多い
- 転職希望者は20代より30代の方が多い。つまり「転職したくでもできない」
- 子育て中の30代女性は子育てしていない場合よりも42万人正社員が少ない
こんな情報を見ると、「30代ワーママが転職するなんてムリじゃない?」と思ってしまいますよね。



まわりでも子ども育てながら転職した!って人少ないし、そーとー特別な人の世界の話だよね…



私も周囲にモデルケースとなる先輩はいませんでしたし、転職ノウハウを調べても「子育て中は無理」と思う情報が多くて悩みました
それでも、私は実際に条件を上げて転職できました。実例として、私の体験談をお伝えします。
32歳で2児のママである私の転職成功実体験


今回の転職活動の結果は以下のとおりです。
- 年収100万円アップ(フルタイム想定の換算から。実際は200万円アップ)
- フルフレックス
- 週の半分以上リモート可
- 時短勤務→フルタイムに戻る
- 福利厚生が厚くなる
フルタイムに戻るというのは大きな決断でした。特に下の子は1歳。まだまだ手がかかります。



フルタイムに戻れる状況だったから条件が良かったんでしょ



そう思いますよね。私も活動を始める前は「時短勤務が絶対」「フルタイムなんて無理」と思っていました
余裕のある生活をしているわけではありません。夫は子どもが起きる前に出社し、子どもが寝てから帰宅、両親は遠方。夫が仕事の日は正真正銘のワンオペです。
「我が家は、できるだけ時短勤務を続けるしか無い」そう思っていたので、ここまで条件をよくできるとは予想もしていませんでした。
それでも私がフルタイムに戻る決断をしたのは、「頑張れば何とかなる」「無理をすればいい」と思ったからではありません。
転職のきっかけ、理由、重視する条件
なぜ「ワンオペ30代ワーママ」の私がフルタイムに戻る決断をしたのか?その理由をお話するために、少し時間をさかのぼります。
私は6年前に未経験でSEになりました。当時はわからなかったのですが、いわゆる「SES」と言われる仕事です。
数人単位~のチームでいろいろな会社に派遣され、短いときは1ヶ月、長いと2年くらいのプロジェクトに入りプログラミングやテストをこなしました。
いわばITエンジニア専用の派遣会社のようなものです。自分の会社の正社員ではあるものの、業界内では「低年収」で有名な仕事だったのです。
子どもが2人になり、家計の見直しをするとやはり私の年収をもっと上げないと厳しいことがわかりました。
今回の転職の目的は大きく3つ。
- 年収を上げること
- ①のために「上流工程」と言われる、派遣では難しい仕事ができる環境に入ること
- 保育園の送り迎えの時間を30分以上変えないこと
この3つはマスト。逆に言えば、この3つが満たせないなら急いで転職したいわけではありませんでした。
「いいオファーと出会えたら」こんなテンションで、今回の転職活動は始まりました。
①年収を上げること
これは大前提。ここで100万円年収を上げられるかどうかで、将来の余裕が全然違うことがわかりました。
子ども2人を、一般的な共働き家庭が奨学金なしで大学に行かせるには?と数字で計算したら、正直かなり厳しい現実が待っていました。
私自身、それまできちんと計算したことがなかったので、同じような方は、できるだけ早く「数字で見てみる」ことをおすすめします。
▶子どもの学費自動計算ツール:【900万円〜2,400万円】教育費はいくら必要?無償化制度と貯金のコツを解説!【簡単シミュレーターあり】
②上流工程に行くこと
SEが年収を上げるには大きく2つの道があります。
- 外資ITなどで凄腕のエンジニアになる
- プロジェクト管理などマネジメント業務を担当する
私は理系大卒のバリバリエンジニアというわけではないため、必然的に②を選ぶことになりました。
上流工程とは、システムを作る際に「最初に行われる工程」のことで、設計や予算・スケジュール等を決める部分です。
「何をしたいのか?」を決めるこの仕事はお客様と直接のやり取りも含み、日本のIT業界ではプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャー、各チームのリーダーなどが担うことが多く、プログラマーより年収も高くなりやすい。
商売の基本として収入は「仕事を作り出す」に近い立場になるほど高くなります。
そのため、SES(派遣)中心の働き方から、「直接仕事を受ける」側に立つ必要があると考えました。ちなみにこの視点は転職エージェントとの面談で教えてもらったものです。
私の場合は、転職エージェントとのカジュアルな会話が、「年収を上げるための具体的な選択肢」を整理するきっかけになりました。
③保育園の送り迎えの時間を30分以上変えないこと
子どもたちへの影響も最小限にしたかったため、「保育園のお迎えの時間を今より30分以上遅くしない」という条件を決めていました。
「できるだけ一緒に過ごしたい」というより物理的に「下の子を19時30分、上の子を21時までに寝かすには30分以上お迎えが遅くなるのは無理」という考えです。
そのため、在宅勤務やフレックス、勤務地の近さなどの条件を揃える必要がありました。
転職成功するための戦略と心構え
30代ワーママが転職成功するための戦略と心構えは、以下の3つです
- 自分が求める条件を3つ以内に絞る
- 経験を活かせる仕事を「軸ずらし」で幅広く探す(目的から逆算)
- 20代より苦戦して当たり前。書籍を活用して戦略的に組み上げよう



条件を絞れって言われても、外せない条件だけでも10個はあるよ…



「軸ずらし」って妥協するってこと?



1社でも不合格になったらヘコむのに、20代より苦戦するなんて怖すぎる



私も最初は不安ばかりでした。でも実際にやってみると「妥協しろ」とか「無理をしろ」という話ではなかったんです。考え方の整理みたいなものでした
①自分が求める条件を3つ以内に絞る
転職をするからには、現状から何かの条件を改善したくてやるはずですよね。
それが仕事内容なのか、働き方なのか、はたまた年収なのか、これは人それぞれです。何を優先してもいい。
ただ、「全部取り」をしようとするとどんどん「マッチする仕事」が無くなってしまいます。
体感ですが、条件を4つ以上出したあたりから、マッチする求人数は一気に1/5以下になる感じです。
一例として『女の転職type』で検索してみると…
- 年収600万円以上
- 年間休日120日以上
- 月残業時間20時間以内
- 育児と両立しやすい


↓


求人数は2369件から464件と、約1/5にまで減ります。
これらを望むことが「わがまま」だとは思いません。理想は大事に取っておいてもいい。
ただ、「捨てられること」を決めておかないと「やっぱり無理」で1ミリも動けずに終わってしまいます。
今を変えたい、なら何を選ぶのかを明確にして「可能な範囲」で少しずつ理想に近づいていくほうがいいと思いませんか?
②経験を活かせる仕事を「軸ずらし」で幅広く探す
軸ずらし転職とは、というように職種×業界のどちらかを変えて転職することです。
30代で「軸ずらし転職」がオススメの理由は、これまでの経験を活かしながら希望のキャリアへ近づく方法として現実的だからです。
たとえば、
- 経理(中小企業)の経験を生かして、大手系グループ会社の経理・財務へ
- より安定した環境へ
- 営業経験を生かして、営業企画やカスタマサーサクセスに
- 残業が減りやすく、育児との両立が可能に
- 接客・販売の経験を生かして企業向けカスタマーサポートに
- 対人スキルを武器に体力・時間的負担の軽減できる



私はSESエンジニア(プログラマー)から、チームリーダーやテスト仕様書作成などの上流補佐を経て、メーカー系子会社の社内SE的な立場へ転職しました
30代から完全未経験の仕事に挑戦すると、条件も悪くなりやすい上にそもそも圧倒的に募集が少なくなります。
一方で、「軸ずらし」ならこれまでの仕事内容や業界知識を活かすアピールが可能です。30代の転職では「自分のキャリアをどこか活かせないか」という視点で行動しましょう。
③書籍を活用して戦略的に組み上げよう
私も初めて転職活動をした7年前は「ただ経験を並べるだけ」の職務経歴書を作っていました。
その結果、希望の仕事にはつけたものの年収は20万円以上ダウン…20代前半だったのに、です。
当時は「フォーマットを埋めるのが仕事」と思っていましたが、振り返ると完全に準備不足でした。
30代ワーママの場合は、ますます同じやり方での条件アップの転職は難しいと感じています。
そこで書籍を活用して効率よく活動を進めることにしました。
転職エージェントもアドバイスはしてくれますが、企業分析や職務経歴書作成をすべて任せられるわけではありません。



職務経歴書は、ちゃんと自分の考えで書いてたけど…



その職務経歴書は、相手企業の欲しい情報が魅力的に書いてありますか?



どういうこと?経験を書くだけじゃないの?



私の場合も、相手企業の求めていることを書けないと、「経験不足」が理由で面接まで進めませんでした(エージェントからのフィードバック)



そんなの初めて聞いたよ〜!? 怖いよ
そこで役立ったのが「転職活動のノウハウ本」です。私もこれまで複数の書籍を活用してきましたが、内定を取れたときに必ず読んでいた本があります。
『40代でGAFAの部長に転職した僕が1ヶ月でやりきった戦略的面接対策』(寺澤伸洋 著)
タイトルだけ見ると、シゴデキの40代男性が外資系に転職する「遠い世界」の話に思えますよね。
でも、この本には転職活動で行うべき作業とメンタルのすべてが詰まっています。40代男性だとか、30代女性かといった属性はほとんど関係のない内容でした。
それでいて、硬いノウハウ本ではなく寺澤さんのエッセイのような書き口で、やさしく読み進められます。



ただでさえ時間がないのに、本なんてゆっくり読んでいられないよ…



そうですよね。でも、活動が長期化するより良いと思いませんか?
数打てば当たる!で結局何ヶ月も転職活動をするのは、仕事・家事・育児を抱える身には本当にしんどいものです。だからこそ私は少しがんばって朝早起きをして、短期集中で準備をしていました。
この本1冊を読んで面接対策までカバーできます。具体的なやり方は以下の記事でも説明しているので、「応募まで進んだよ!」という方はぜひ読んでください。
▶面接嫌いでも内定率アップ!戦略的転職活動の方法:【面接嫌い集まれ】新卒で落ちまくった主婦が内定率100%になった面接対策



朝活の時間の作り方も、以下の記事で解説しています。転職活動するときにも役立ちますから、ぜひ一度目を通してください
▶忙しいワーママこそ朝活で余裕が生まれる。時間×目標別の朝活タイプを把握しよう:【子どもが起きてもOK】ワーママが朝活する方法!目的×使える時間別のアイデア4選
書類選考の通過率と応募活動の流れ
今回の転職活動の結果は以下のとおりです。
- 応募:10社
- 利用したサービス:5つ
- 書類選考通過:2社(通過率20%)
- 内定:1社(内定率10%)
- LinkedInでスカウトを受ける
- 転職エージェントと面談
- 職務経歴書を見直し
- 複数の転職サービスを併用
- 応募〜書類選考
- 面接とWeb適性検査
- 内定
- 退職交渉・引き継ぎ
この流れの中で、「どこで通って、どこで落ちたのか」を中心にお話していきます。
書類選考に進めたルート
使ったサービスは、スカウト型サービスと転職エージェント2つ、そしてSNSの4種類です。
- LinkedIn経由のスカウト
- JACリクルートメント
- リアルミーキャリア
- ビズリーチ



こんなにたくさん、子育てしながら管理しきれるの?



返信とか大変そう、って思いますよね。でも、職務経歴書は一度整えれば少しの修正で複数のルートから応募できたので結果的に最短でした
書類選考で感じた30代ワーママ転職の現実
実際に応募してみて感じたのは、
「30代ワーママは、準備不足だと普通に落ちる」
ということです。
以前の転職活動では、アピールしたい経歴だけを抜き出した職務経歴書を使っていましたが、今回は時系列も含めてすべて洗い出しました。



職務経歴書は、今はAIも活用すると便利。特に時系列整理はミスに気づきやすいのでおすすめです
▶時間がないワーママこそ応募書類作成はAIを活用して!:【5ステップ】ワーママ向け|AIを活用して「受かる職務経歴書」を高速作成する方法
書類選考の結果とその後
実際に書類選考を通過したのは2社でした。
- メーカー子会社の社内SE
- 中堅SIer
このうち、中堅SIerは一次面接で不採用となりました。
一方で、別ルートから応募した大手メーカーのグループ会社では、書類選考・2回の面接、適性検査を経て内定に至りました。



10社応募して1社内定…キビしいよ〜



私もやっぱりキビしいか〜と正直心が折れそうになっていました
「数打てば当たる」というより、エージェントさんのアドバイスを素直に聞いて職務経歴書を整えて応募したら反応が良くなったという印象でした。
面接とWeb適性検査について
内定した会社では書類選考後は、2回の面接とWeb適性検査がありました。
面接対策は、前述した『40代でGAFAの部長に転職した僕が1ヶ月でやりきった戦略的面接対策』を参考に実施。
Web適性検査(CABテスト)は初めてでしたが、事前にネット上の情報から軽く準備して受験しました。



Webテストだからといって、いつでも受けられるわけではないのがワーママ転職の大変なところでした…
内定から退職まで
内定承諾後は、できるだけ早く引き継ぎに入るため、翌日に上司へ退職の意思を伝えるアポを取ることに。



内定をもらうのは大変だけど、退職を切り出すのもハードル高いよね



引き継ぎをしっかり進められたので早めで良かったです
現職の退職では「適切なタイミングで」「引き継ぎはしっかりと』が鉄則です。
いつどこで誰と会うかわかりませんし、引き継ぎ書類を普段から用意することで普段の仕事もスッキリ整理した状態で進められます。
退職しなくても、ワーママはいつお呼び出しがかかり、看病のための長期休暇に突入するかわかりません。
また、面接でも「仕事の進め方で気をつけていることは?」と聞かれて「いつでもサッと引き継げる状態にしておくことです」と応えたら「完璧ですね」と好感触もあったので、普段から自分のやっている仕事の資料化はやっておきましょう。
今回の転職活動のまとめ
今回の転職活動を振り返って思うのは、
- 応募数は10社でも、通るのは2社程度
- 職務経歴書の完成度で結果が大きく変わる
- 数を打つより、「準備してから応募」が結果的に早い
ということです。30代ワーママの転職は、勢いよりも戦略と準備が大切だと痛感しました。
30代ワーママが失敗したパターンと回避のための注意点


今回の転職活動で学んだ「30代ワーママが転職活動に失敗しないためのチェックリスト」を解説します。
選考で落ちる原因と見直しポイント
- 職務経歴書が時系列で整理されている
- 省略した経歴・空白期間について自分で説明できる
- 「やったこと」だけでなく「何のために存在した仕事か」を書いている
- 自己流フォーマットではなく、「通る書類」のフォーマットになっている
- 同じ職務経歴書を複数の会社で使いまわしていない
応募ポジションにマッチする経歴があっても、相手企業が読みやすく・かつ主体的な書き方がされてないと「経験不足」と判断されてしまいます。
- 「応募企業が何を期待しているポジションか」を理解している
- 職務経歴書に、上記の期待に対応する経験を書いている
- 「私はこうしたい」だけでなく「企業にどう貢献できるか」を言語化できている



企業が何を求めてるかなんて、わからないよ



自分だけで考えてると、わからないですよね。そんなときはエージェントさんの出番。率直に「このポジションの募集背景は?」と聞くと教えてくれることが多いですよ
- 思いつきで応募せず、書類を整えてから応募
- 応募数を増やす前に、不採用だった会社の反応を振り返る
- 「数打てば当たる」で消耗しない
- 複数ルート(スカウト・エージェント・SNS)を併用する
体験談でもお話したように、30代ワーママの転職成功には戦略が必要です。もし現在チェックリストに「No」が多かったとしても、落ち込まないでください!
私自身もほとんど当てはまっていたんです。
ではどう直せばいいのか?具体的に改善したやり方を解説します。
30代ワーママが選考突破するための戦略
書類選考・面接が不採用となった後に挽回した書類・面接の改善フローチャートは以下のとおりです。
STEP1|まず「今の書類」で通るか確認する
職務経歴書を提出 → 書類選考に通った?
STEP2|落ちた理由を「感情」とは分けて考える
「私には無理かも…私はだめなんだ…」と思った?
- YES → 一旦ストップ。
- NO → STEP3へ



書類選考で不採用になっても、「あながただめ」ではありません。ほとんどの場合ただのミスマッチです
STEP3|「経験不足」の正体を分解する
落ちた理由は?(エージェントさんからフィードバックをもらってください)
- 年齢・子育て → そもそもワーママが働きやすい環境ではないので忘れましょう
- 経験不足 → 改善できる。以下に取り組んだ後STEP4へ
「経験不足」と言われたときにやるべきことは「経験不足」の中身の深堀り→ブラッシュアップです。
- 経験がない → 本当に?100%ぴったりの経験でなくても似たような仕事や、求められる能力を発揮した経験はない?
- 経験はあるが書いていない → 遠慮せず書きましょう。何が評価されるか決めるのは相手。
- 企業が求める経験とズレている → 修正可能
募集要項を1文で要約して、その要件にあう形で職務経歴の書き方を変更・追記しましょう。
STEP4|企業目線に書き換える
職務経歴書は「やってきたこと」が淡々と並んでいる?
- YES → 「企業にどう貢献できるか」に書き換える
- NO → STEP5へ



職務経歴書は記録書類ではなく営業資料です。応募ポジションの内容から「私はこんなことで貢献します」という書き口に修正を
STEP5|応募ルートを増やす
職務経歴書は全く同じ物の使いまわしはできませんが、一度整えれば微修正で複数の会社に応募できます。
- 転職エージェント
- スカウト型サービス
- SNS(LinkedIn、Wanteadlyなど)
複数のサービスに登録して、効率的に応募を進めましょう。転職は相性なので、色々なルートを確保しておくと心が折れにくいです。
STEP6|反応が出たら深追いする
書類選考が通った?
- YES → 面接対策を集中して行う
- NO → STEP3に戻る(微修正)
改善せずに応募数を増やすより、「通った会社の共通点」を振り返って勝ちパターンを見つけて応募しましょう。
30代ワーママが注意するべき働き方、雇用形態、および職種の選び方
30代ワーママの転職では、「正社員かどうか」だけで判断せず、雇用形態・働き方の制度・職種の相性を総合的に考えることが重要です。
この視点がないと、「働きやすいはずだったのに続かなかった」「思ったより厳しかった」というミスマッチが起こりやすくなります。
30代女性の転職前後の雇用形態の推移
| 正社員 | パート・アルバイト | 派遣社員 | |
|---|---|---|---|
| 転職前 | 61.0% | 14.4% | 7.9% |
| 転職後 | 40.5%⇣ | 24.3%⇡ | 14.4%⇡ |
引用元:Biz Hits



正社員は減ってるのね…



30代は家庭を持つ人も増える年代。収入や安定よりも時間の融通や家庭との両立を優先することも多いだろうと思います
30代女性は「何を重視するか」を問われる
30代女性で転職後にパート・アルバイトや契約社員を選択する人が増えるのは、「正社員にこだわらなくなった」というより家庭との両立を現実的に考えた結果、働き方を調整している人が多いということです。
雇用形態に優劣はありません。収入や安定、キャリアアップを目指したいのか?それとも時間の融通や家庭を優先したいのか?目的に合わせて最適解は変わります。
30代ワーママが考えておくべき働き方の軸は以下のとおりです。
- 雇用形態は「覚悟」と「現実」のバランスで選ぶ
- 柔軟な働き方の選択は「時短」だけにこだわらない
- 職種選びは「続けやすさ」と「市場価値」で考える
①雇用形態は「覚悟」と「現実」のバランスで選ぶ
30代で正社員を目指す場合は、「新卒から正社員で働き続けている同年代と同等以上に活躍できる意欲」を伝える必要があります。
一方で、時間の融通を優先したい、子どもの体調不良や行事に柔軟に対応したいという場合はパート・派遣・契約社員という選択が戦略として合理的であることもあります。
また、契約社員や派遣社員は正社員登用前提のケースも有るため、このあたりも転職エージェントに確認するといいです。
② 柔軟な働き方の選択は「時短」だけにこだわらない
時短勤務は法律上の制度と、企業独自の制度があります。入社直後から使えるかどうかは会社次第なので要注意です。
もし時短勤務が難しい場合でも、
- フレックスタイム制
- リモートワーク
- 時差出勤
- 週4日勤務
これらの代替手段がある場合もあり、組み合わせ次第では時短以上に働きやすくなることもあります。
また、
- 業務がある程度一人で完結する
- ルーティン業務が多い
- 子育て中の社員がすでにいる
- 評価が「時間・残業」ではなく「成果」重視
こうした特徴がある会社は、ワーママとの相性が良い傾向があります。
③職種選びは「続けやすさ」と「市場価値」で考える
ワーママと相性が良いとされる職種には、次のようなものがあります。
| 職種 | 特徴 |
|---|---|
| 企画職 | リモート可・裁量が大きい |
| インサイドセールス | 時間管理がしやすい |
| ITエンジニア | 専門性が武器 |
一方で、
- 一般事務
- サービス・小売業
- 建設・不動産
これらの職種は長時間労働・出社必須・代替要員の確保の容易さなどの構造的に正社員×育児との両立が難しいケースも多いため、慎重に検討しましょう。



実際、新卒から働いたホームセンターでは朝7時から夜21時まで働くのが普通だったため、子育てとの両立は不可能でした
30代ワーママの転職支援サービスの活用とデータ
30代ワーママの転職活動には転職サービスの利用は必須です。
ワーママは忙しい。限られた時間の中で「通る可能性のある求人」だけに集中できるからです。
転職支援サービスを使うメリット
転職エージェントを使うことで、以下のようなサポートを得られます。
- 時短・リモートなど家庭事情を前提にした求人紹介
- 職務経歴書の円作や、面接対策による選考通過率アップ
- 給与・勤務条件など個人では言いづらい条件交渉の代行
- ワーママに理解のある企業かどうかの生の情報
特に、特化型のサービスでは「時短勤務の正社員」や「柔軟な働き方」など自力で大手の転職サイトから見つけるのは難しい求人を持っているのが強みです。
それぞれのサービスに特徴があるため、1社に絞るよりも、2〜3つのサービスを併用するほうが効率的です。



一度にたくさんのサービスって、電話とか面談とか大変すぎない?



そんな時間無い、と最初は思っていました。でも、私も今回の転職活動では4つのサービスを併用しました。多くのサービスは面談は最初だけでLINEやメールでやり取りできるので、大丈夫ですよ
とくに女性・ワーママにおすすめの転職エージェントを以下の記事にまとめています。実際に登録してみようかな…と思ったら、ぜひ読んで参考にしてください。
▶現役会社員ワーママが選ぶ、「ワーママが使うべき転職エージェント」徹底比較:【時短勤務で正社員】子育て中のママにおすすめの転職エージェント4選【現役会社員ママ解説】
データで見る転職活動の現実
- 平均応募者数:約8.4社
- 書類選考通過率: 30〜50%
- 応募者の7〜8割は書類選考で不採用
つまり、「落ちる=失敗、ダメ」ではなく、30代ワーママの転職活動は複数応募が前提のゲームなのです。
そのため、1社ずつ応募し、落ちるたびに落ち込むのではなく応募するためにレベルアップし、希望の内定までたどり着くというつもりでまず一歩踏み出しましょう。
まとめ|30代ワーママでも「戦略」があれば転職は成功できる


30代ワーママの転職は、正直に言って簡単ではありません。
データを見ても
- 20代より転職成功率は下がる
- 年収アップ転職は難しくなる
- 子どもがいることで、正社員を続けにくい現実がある
こうした状況があるのは事実です。
それでも今回の転職活動を通して、私が強く感じたのは「30代ワーママは転職できない」のではなく、「やり方を間違えると全落ちしやすい」ということでした。
実際に私自身も
- 応募10社中、書類通過は2社
- 内定は1社のみ
決して楽な転職ではありませんでした。それでも結果として
- 年収アップ
- 正社員のまま
- フルフレックス・リモート可
という条件を実現できたのは、次のポイントを意識したからです。
- 条件を欲張らず「譲れない3つ」に絞ったこと
- 完全未経験ではなく「軸ずらし」で経験を活かしたこと
- 書類選考で落ちた理由を感情と切り離し、改善を続けたこと
- 転職エージェントやスカウトなど、複数のルートを併用したこと
特に、書類選考が全落ちしていた時期から抜け出せた一番の分かれ道は「書類の考え方」を変えたことでした。
職務経歴書は「頑張ってきた証明」ではなく、「この会社で、何にどう貢献できるかを伝える営業資料」です。
この視点を持てたことで、選考の反応は明らかに変わりました。
もし今あなたが
- ワーママの転職は無理かも…と感じている
- 書類選考で全落ちして自信をなくしている
- 条件を下げるしかないのか悩んでいる
こんな状態にいるなら、まずは「戦略を見直す」ことから始めてみてください。
転職は運や勢いではなく、準備と考え方で結果が変わります。
この記事が、30代ワーママとして「納得できる転職」を目指すためのヒントになれば嬉しいです。
補足情報とよくある質問・疑問
- 30代ワーママでも本当に転職できますか?
-
できます。ただし「20代と同じやり方」では難しいです。戦略を立てましょう。
- 書類選考が全落ちしています。私の経歴が悪いのでしょうか?
-
多くの場合「経歴が悪い」のではなく「伝わっていない」だけです。「どのように貢献できるか?」を意識しましょう。
- 時短勤務やリモート希望だと、正社員転職は不利になりますか?
-
条件の出し方次第で、不利にも有利にもなります。「自走できる」「効率的に業務を進められる」ことを実績をもとに伝えれば問題ありません。
- 転職エージェントは使ったほうがいいですか?
-
30代ワーママの転職ではほぼ必須です。客観的な意見や応募時点でのミスマッチの除外などで効率化できます。
- 何社くらい応募するのが普通ですか?
-
30代ワーママの場合、10社程度〜の複数応募が前提と考えたほうが楽です。応募して企業からのフィードバックを受けとり、レベルアップしながら進みましょう。













