こんにちは!先日下の子のお熱で会社を早退したみい子です。

うちもしょっちゅう熱出してお迎えでさ…今の職場、早退しづらい雰囲気で辛いよ



職場の雰囲気が合わないとつらいですよね



かといって、今でもこんなに早退してるのに転職先なんて無いよねって感じでさ



子どもがいなかったときより、転職には不安を覚えますよね
転職活動には不安がつきものですが、時短勤務中となるとより一層不安は大きくなります。
私も時短勤務中に転職活動を経験しましたが、独身のときよりも不安だった分準備に力を入れ、内定を勝ち取ることができました。
本記事では転職時に時短勤務のワーママが感じやすい不安と、対策について解説します。
時短勤務ワーママの転職活動においてとくに大切なのは「企業・現場のことをよく知ること」です。
最後まで読んで、ご自身の不安を理解していただけたら幸いです。
転職時に陥りがちな不安


いざ「転職」となると、いろいろな不安を感じますよね。
とくに時短勤務・ワーママとなると独身時代やフルタイムで働いていたときよりも強く不安を抱くのは当たり前です。不安を強く抱くのは「真剣に働き方を考えている」「仕事に真摯に向き合っている」証拠ですから、この記事を読んでくれたあなたはとても誠実な方だと思います。
転職時に陥りがちな不安、時短勤務特有の不安について、丁寧に考えていきましょう。
まず、転職時に陥りがちな不安には以下のようなものがありませんか?
- 自分に自信が持てない
- 情報不足・企業選びの不安
- 面接や内定後の条件交渉への不安
- 行動しないリスクに対する不安
自分に自信が持てない


転職するときは多くの場合「選考」を通ります。
選考=自分を評価されるということ。評価は「合格・不合格」「高評価・低評価」など「出来の良し悪し」を突きつけられる気がして怖いんですよね。
特に転職経験が浅かったり、時短勤務で思うように成果を出せていない、と感じている方は「ひどいことを言われないかな」「何社受けても落ちるんじゃないか」と自信のなさから悩む事が多いのではないでしょうか。
情報不足・企業選びの不安


転職するときは転職サイトや企業ホームページを見ることが多いですが、そこで得られる情報は表面的で、悪く言えば「取り繕っている」情報しか得られないと感じませんか?
現場で働いている=未来の自分 がどんな気持ちで、どんな毎日を送っているか全然想像できない、なんてことも多いですよね。
また、よく「企業分析をしよう」「企業理念と自分がマッチすることが大切」と言われますがホームページを隅から隅まで読んでも「で、結局この会社はどんな文化を持っているの?」「自分に合うのか?」とわからないんです。
つまり圧倒的な情報不足です。本当は求人に応募するか決める前に働いている人の生の声を聞いたり、もういっそ職場を見学に行きたいものですが現実的ではありません。
企業の口コミのポータルサイトも参考にはなりますが、こういったサイトに投稿する=なにかミスマッチがあって他の会社を探している方が多いのでネガティブな意見に偏りやすく、「どの会社もつらそう」と転職に踏み出せなくなりやすいです。
面接や内定後の条件交渉への不安


転職活動でもっとも緊張し、気が重くなるのは「面接」ですよね。(私だけでしょうか?)
「自信のなさ」とリンクして「アピールしなきゃいけない、しかも相手はこっちのアラ探しをしているのではないか」と構えてしまってまともに話せるか不安になりませんか。
どんな回答が好意的に受け取られるのかもわからないし、自分がうまく答えられない質問をされたら…など怖くなる場面はいくらでもあります。



私も面接で緊張しまくり謎の早口トークを展開した結果、新卒の就活時は大学4年生の冬直前まで内定が取れず焦りました
面接に対する不安は準備で和らげることができます。もし私と同じように「新卒のときダメだったから面接は怖い」と思っている方は今こそ丁寧な準備が力になります。
ポイントは「求人内容と自分の経歴のどこがマッチするのか」という視点で経歴を整理しておくことです。
以下の記事で詳しく解説していますので、興味が湧いた方は併せてご覧ください。
▶面接が苦手な人向けの「面接の準備方法」:【面接苦手民集まれ】新卒で落ちまくった主婦が内定率100%になった面接対策
行動しないリスクに対する不安
不安を放置すると転職活動が長期化、良いチャンスをどんどん失うことにつながります。
不安な気持ちが前面に出てしまい、企業から魅力的な人材に見えない → なかなか内定が取れず自信を失う → ますます不安 とエンドレスな負のループに陥ってしまうからです。
最近の日本では雰囲気も変わってきましたが、それでも良い条件で転職しようと考える場合若いほうがまだまだ有利です。
不安を放置したまま過ごすと「転職活動が長期化&年齢の壁に阻まれて良い仕事と巡り合うチャンスが減っていく」ダブルパンチで焦るばかりになってしまいます。
不安解消の基本ステップ


不安は早く解消したほうがいい、ならばどうすればいいのでしょうか?
不安が強くなるとやみくもに動いてしまいがちですが、落ち着いて冷静に道筋を立てるべきです。
- 具体的な情報収集(企業リサーチ、転職市場動向の把握)
- 自己分析で「強み・価値」を可視化
- 転職活動を小さなタスクに分解
①具体的な情報収集(企業リサーチ、転職市場動向の把握)


企業リサーチは、内定を取るためだけでなく、転職活動を成功させるために重要です。
転職は「優秀な人だけが勝つゲーム」ではなく「マッチング」だからです。
考えてみてください。
売り上げは常にトップ、業務改善にも取り組み大きな成果を挙げた「シゴデキ会社員Aさん」はとにかく高いレベルの仕事を求めて、部下や後輩には「なんでこんなこともできないの」「文句あるならわたしより成果出せば」とキレッキレです。
そんなAさん、数字で見える成果はバッチリ。さてその実績を引っ提げて業績の伸びている業界へ転職活動をしかけるその先は新進気鋭のベンチャー。そのベンチャー企業Bが求めているのは「個性が殴り合いカオス状態のチームをまとめ上げて強い組織を作れる人」でした。



さあ、Aさんの転職はうまくいくでしょうか?



なんか…ちょっと違うかも?
もしそのベンチャーBが「とにかく営業ができる人」や「業務改善でコストを下げられる人」を探していればフィットしそうですが、チームビルディングをAさんに任せるとチームはバラバラ、離職者が大量発生しそうですよね
もしAさんがベンチャーBに採用されたとしても、Aさんは不満を抱えながら強みを活かした成果も挙げられず「転職は失敗」してしまうでしょう。
自分の実績や得意なことが求められている企業に転職できるのがWin-Winの「転職成功」のカギですから、「相手企業は何を求めて求人を出しているのか」を知る必要があります。
ただ、企業ホームページを見るだけだと表面を整えただけの情報が出て来て、不安の項目でも述べましたが「情報が足りない」ことがありますよね。
そんなときは、転職エージェントを利用すると以下のような情報を教えてくれます。
- 過去の実際の採用者のリアルな声
- 過去の面接の情報
- 企業の評価ポイント
主に面接突破のための情報も多いですが、どういう人を評価するのか?から見えてくることもあります。



企業のことがわかっても、自分になにができるかわからないよ…



そうですよね。自分に自信が無いからこそ、「自己分析」が大切です。一緒に考えていきましょう
②自己分析で「強み・価値」を可視化


自己分析は転職成功のためには必須の作業です。
企業分析で、応募先の企業は今どんな状況で、どんな人材が足りなくて募集をかけているのかわかり、自分にもフィットしそうだと判断できたらその「フィットする部分」を言葉にしていきましょう。
「チームビルディングができる人を求めているベンチャー企業B」であれば、「後輩指導の経験」「チーム立ち上げの経験」などが活きてくるでしょう。
よく強みとして挙げられる「業務改善実績」や「スキル・専門性に関する強み」はあるに越したことはありませんが「あなたにチームビルディングをお任せしたい」と言っている企業にメインでアピールする要素ではありませんよね。



いやでもリーダーとか役職じゃないしさ…後輩は何人かお世話係をやってたことはあるけど



必ずしも役職名や肩書がなくても大丈夫です。どんなことを工夫してどんなふうに感謝されたか、などを語れればOK!
「自己分析は応募企業の要望との接点を探す」ことが大切です。
③転職活動を小さなタスクに分解


転職活動!というと企業分析、自己分析、応募書類の作成から面接の日程調整に年収交渉のネタ集めに…と膨大な仕事量が一気に押し寄せてパニックになりがち。
「困難は分割せよ」フランスの哲学者・数学者デカルトの有名な言葉です。
「うわ~~大変!無理!」→「これだけやろう」に変わるまでタスクを小さく分割しましょう。
【応募書類作成】を分割すると…
- 履歴書・職務経歴書のフォーマットを入手する(ネット or 転職エージェント)
- 履歴書の、事務的に書くことができる欄を埋める
- 写真が必要なら用意する
- 企業のホームページ等を確認する
- 企業理念のページ
- 社長のメッセージ動画
- 沿革
- 事業紹介
- SNSアカウントの投稿
- 転職会議などの口コミサイトの確認
- 企業の求めている人物像を箇条書きにしてみる
- 自分のやってきた仕事を5W1H(何を、なぜ、誰と、いつ、どこで、どのように)で書き出して「求められる人物像」に当てはまるポイントを把握する
- 職務経歴書のフォーマットに従って5. 6. をもとに書き出す
- 誤字脱字、構成のチェック
- 人に見てもらう(転職エージェントを利用していれば担当者がいちばん頼りになります)
これはあくまで「私の考えた」分割単位なので、これを見て「いややっぱり無理!」となる人はもっと分割してください。
例えば「⑤企業の求めている人物像を箇条書きにしてみる」も、「5-1. 紙を用意する」「5-2. 企業のホームページに載っていた情報を並べる」…ともっと分割できます。
時短勤務ワーママが転職時に抱えやすい不安


ここまでは全体的な転職活動を始めるときの不安について解説してきましたが、時短勤務ワーママならではの不安もありますよね。
- 企業が時短勤務制度を理解してくれるか
- 内定後の条件交渉への不安
- 入社後のサポート体制への不安
- 子どもの急な呼び出し対応への不安
- キャリアブランク・スキル維持に対する不安
- 企業文化と「時短勤務ワーママ」としての働き方とのミスマッチへの不安
企業が時短制度を理解してくれるか
時短勤務制度は3歳未満の子どもを育てる労働者が利用できるように企業に義務付けられています。
しかし業種や企業文化によっては時短勤務が難しい場合もあります。そういった企業には代わりの制度(フレックスタイム・時差出勤・テレワーク・保育支援など)を用意する義務があるのですが実際には「使える雰囲気じゃない」こともあります。
「時短勤務で働けるのか?」という不安を解消するには「制度の有無」ではなく「制度の利用実績」を求人サイトなどで確認するといいです。
もし公開されている情報で確認できなかったら面接で確認します。面接で制度について聞くときは「フルタイムは無理です」などネガティブな聞き方ではなく「育児と両立して長く働きたいと考えている」と伝えましょう。
内定後の条件交渉への不安
内定後の条件交渉も、仕事だけに打ち込めたときとは違って「これ、言っていいのかな?」が増えますよね。
時短勤務を取る場合、短くなる分を朝と夕方どっちに寄せるのか。週5日働けない場合もあるかもしれません。これらの「フルで働けない状態」の相談って言い出しにくいです。
入社後のサポート体制への不安
入社後は、中途採用でも研修があることも多いですが、そのスケジュールが時短勤務では対応が難しい組み方をされていることもあります。
リモートで参加したり(子どもを見ながら家で聞くのもけっこうきついですが)、録画を見ることで研修を受けられないか相談したいところですよね。
こういった「入社後の不安」についても内定後のカジュアル面談などで「相談相手=メンター」を教えておいてもらうと安心です。
子どもの急な呼び出し対応への不安
特に保育園に入ったばかりの子どもは、しょっちゅう風邪をひいたり感染症にかかったりしてお迎えで呼び出されます。
そんな「急な早退・休み」にどれだけ理解があるかは同じ会社でも部署で違うくらい、職場によります。
まずは企業の休暇規定や、働ける時には残業も含めて働く、といった柔軟な働き方ができるかどうかなども面接やカジュアル面談で聞いておきましょう。
キャリアブランク・スキル維持への不安
勉強会や社内セミナー等が夕方・夜に開催されている会社だと、時短勤務では参加できません。
録画を後から見たり、オンラインでの参加が可能か確認しておきましょう。
実際にわたしの勤める会社でも定時後に勉強会が開催されていて直接参加はできないのですが、資料が社内サービスにアップロードされるのでそれを確認することで勉強できています。
また、社内の勉強会だけでなく社外勉強会や、書籍の補助金が出る場合も時短勤務ワーママには使いやすいです。
社外勉強会はスケジュールの合うものを探せますし、書籍は通勤時間や料理の合間などスキマ時間に読むことができるからです。
しかし社内で勉強会などに積極的に参加していない、となるとスキルをアピールしにくいこともありますよね。
短時間でも出せた実績を見える化して、面談等で見せやすいようにポートフォリオにまとめておきましょう。
企業文化と「時短勤務ワーママ」としての働き方とのミスマッチへの不安
求人票や面接では「時短勤務制度を運用しています」と言われても、現場に「本当は残業してほしい」という空気があると辛いです。
しかもそういう「生の現場の空気」は事前情報で知ることが難しいですよね。
内定後にもしオファー面談*等があれば実際に自分が働くことになる職場を見学して「雰囲気」を感じ取りましょう。
肌で感じる違和感は侮れません。
時短勤務専門のエージェントならワーママの不安はほぼ解決


ワーママ特有の不安は「企業の姿勢や文化が子育て中のワーママとマッチしているかどうか」がほとんど。
時短勤務専門の転職エージェントなら、「時短勤務」であることが前提。「保育園の急な呼び出し」「残業しない」などに対しても理解のある会社が並びます
私も実際に転職エージェントを利用した際、最大手マイナビでは「時短の案件は難しい」という空気だったのに対し、時短勤務専門のリアルミーキャリアでは「子育て中の従業員の悩みに理解があるのは大前提」と言ってもらえました。
大手のエージェントで転職活動を始めようと思っていた、という方は以下の記事にも目を通して考えてみてください。
▶大手転職エージェントと時短勤務専門の転職エージェントの違いとは?:時短ママお断り?|マイナビエージェントの使い方2つ〜時短専門エージェントと比較〜
まとめ:前向きな一歩を踏み出すために


転職時に抱きやすい不安、とくに時短勤務のワーママ特有の不安についても解説しました。
転職時に不安を感じるのは当たり前ですが、不安を解消するには行動が必要です。
「何をすればいいのかわからない!」という場合は以下のアクションプランから手をつけましょう。
今日から取り組めるアクションプラン
- 企業リサーチのToDoリスト作成
- できるだけ細かく、「これなら手をつけてみよう」と思えるレベルまで分解して書き出す
- 自己分析シートに強み・希望条件を書き出す
- 転職エージェントに「時短ワーママ前提」で相談予約、時短勤務専門の転職エージェントも利用
「不安を抱えるワーママ」は、一度は「時短勤務専門」の転職エージェントを利用してみてほしいです。利用の流れや実際のLINE画面など詳細は以下の記事に載せていますので、興味のある方は覗いてみてください。
▶時短勤務専門転職エージェントの利用体験談:【ワーママに自信がつく】時短特化転職エージェント体験談【1か月で内定】
不安を「準備のサイン」に変えて、「今よりちょっといい明日」に向けて一歩踏み出してもらえたら幸いです。