在宅勤務、正直ツライ
子育てと両立しやすいっていうけど、実際どうなの?
在宅勤務ならではの悩みやメリット、気になりますよね
アフターコロナとなった現在、出社するようになった方も多いと思いますが、職種やお勤めの会社によっては在宅勤務を活用している方も多いのではないでしょうか。
実際に私もコロナ禍真っ只中の2020年に第1子を出産し、復帰してから現在までずっと在宅勤務と出社勤務を併用しています。
在宅勤務が感染症対策の緊急措置から働き方の選択肢として定着し始めましたが、正直いいことばかりではないのが本音です。
ワーママや介護をする人にとっても「柔軟な働き方」「ワークライフバランスを調整しやすい働き方」として注目されている在宅勤務ですが、ワーママだからこそのストレスもありますよね。
そこで、この記事では私の4年間の在宅勤務×ワーママ生活で見えてきたことをお話します。これから在宅勤務を始める方、在宅勤務で悩みやストレスを抱えている方の一助になれば幸いです。
ワーママならではの在宅勤務のストレスとは
在宅勤務で考えられるストレスは環境のことや残業しすぎ問題、運動不足など健康上の問題など多く挙げられますが、ワーママだからこそ直面しやすい問題もあります。
- 家事が気になりプライベートと仕事とのメリハリがつけづらい
- 子どもといっしょにいる状態で仕事をする場合、突発的に仕事が中断する
- 環境が整わず、集中できない
家でも子どもの要望に答えたり、ちょっとした片付けをしたりと「完全なリラックス」になることが少ないワーママにとって、いわば家は第二の職場。
種類の違う2つの仕事が同時に気になってしまうため、ある程度慣れてこないと仕事の効率が上がらなかったり、知らず知らずのうちにオーバーワークになってしまいます。
個人的には、通勤で少し歩くことで「会社での仕事モード」からリフレッシュしているので通勤のないテレワークの日は、かえって疲れた気分で保育園のお迎えに行っています。
ワーママが在宅勤務でストレスを抱えやすい理由
ワーママはなぜ在宅勤務でストレスを抱えやすいのでしょうか。
「ママが」「家で」仕事をしようとすると、以下のような状況になりやすいからです。
- 家族の理解・協力が得られない
- 家事負担、騒音など
- 職場からさらに孤立
- ただでさえ時間を惜しんで短時間で仕事をこなすワーママ。ますますコミュニケーションが減る
- 仕事と育児を同時にできると思われている
- 子どもはママがいれば絶対話しかけてくる。邪魔され続けながら仕事をしていることを理解されない
家でのママはまだまだ「奉仕者」扱いされていて、家族がいれば細々としたことをやらざるを得ない雰囲気を感じます。(それが例えママの独りよがりだとしても!)
そんな中会社からの仕事をこなすのは、並大抵のことではありません。
私の在宅勤務体験談
我が家は夫はシフト勤務、私は在宅勤務と出社勤務併用の土日休みなので、私が家で仕事をしていて夫は休日で家にいる、という日が月に何度かあります。
私が在宅勤務を始めた最初の頃に、こんなことがありました。
「お昼ご飯は?」仕事中の妻に休日の夫が聞いてくる
仕事部屋のドアを開けた夫は、「みい子ちゃん、お昼どうする?」と聞いてきました。
ちなみにこのときまで夫はベッドに寝転んでスマホで動画を見ていた様子で、寝たり起きたりしていた模様。それ自体はいいのだけど、食器も洗濯ももちろんやっていません。
(えーっ、仕事の休憩に、休日のあんたの世話までしなきゃいけないの!)と内心うんざりしました。
(夫は何かをやってほしいときに「◯◯する?」という言い方をするのです。笑)
上司とコミュニケーション形態が違う
私は出社と在宅勤務を併用しているので、出社の際は対面でチームメンバとお話します。
そんな中、私が在宅勤務のときのチームリーダーからの質問が、業務を共有している出社の後輩に飛ぶのです。
出社して後輩から引き継ぎをもらうたびに「チャットしてくれればいいのに!」と思いますが、そのリーダーはチャットで簡潔に話をするのが苦手なタイプなのか、結論のないボヤきのような相談をしてくることがあるので仕方ありません…。後輩にはいつもお世話になっています。
在宅勤務者が少数の職場の場合、コミュニケーション量に在宅勤務者と出社勤務者とで差が出てしまいがち。知らない会話があったり、リモートで会議に出席していても会話に入りづらかったりと孤立感を覚えることもあります。
家事が気になっちゃう問題
在宅勤務の日の朝のバタバタ感は少しマシになるものの、つい業務開始予定時間ギリギリまで家事を片付けてしまったり、コーヒーを取りに行くついでに少し片付けをしてしまったりするのは私だけでしょうか?
育休から復帰したての頃、家事が回しきれなくて洗濯物を干すために寝るのが遅くなったりして、それが本当にストレスでした。
なので、せめて在宅勤務の日は余裕を…と朝保育園から戻って業務開始するまでのすき間時間に洗濯機を回しはじめ、終了のアラート音が聞こえると干して…とやってしまってました。
在宅勤務ストレスの解決方法
家事負担や職場でのコミュニケーションの問題など、在宅勤務でのストレスは、どのように解決すればよいのでしょうか。
まずは、このような悩みを抱えていることを当人に伝えましょう。
在宅勤務している妻への昼食準備の要望には…
「私は納豆ご飯食べるよ〜」
サラリとかわして、「作りませんけど、なにか?」ということを示します。カチンときていても、それを言葉にして「私に作れっていうの?仕事中なんだけど」なんて言った日には夫の機嫌は急降下。しかも自分の気持ちが晴れるわけでもありませんよね。
もっと直接的に自分の求めていることを伝えるのもいいと思います。
「仕事の昼休みはしっかりリフレッシュしたいから、お昼はそれぞれがいい」
と伝えてしまいます。相手を攻めているわけでもないし、これで怒ってくる人もなかなか居ないのではないでしょうか。
今ではたまに私が喫茶店に誘ったり、夫がファミレスに誘ってくれたりしてランチを楽しむこともありますが昼食は基本的にはそれぞれで。しっかりリフレッシュできて午後からの仕事も取り組みやすくなりました。
チャットでの連絡が苦手な上司には…
自分からガンガンチャットで連絡する!とにかく在宅勤務のこちらが希望するコミュニケーションに慣れてもらいましょう。
出社しているときでも、基本的にチャットで連絡しています。それでもなぜかこちらの席にわざわざ来てお話することもありますが、答えやすい・見やすいチャットを工夫することで上司もチャットで連絡を完結する事が増えました。
チャットでの連絡をスムーズに進めるコツ
- 結論と判断してほしいことを最初に
- 詳細は箇条書きで見やすく
- 見せられる物がある場合はスクリーンショットも積極活用
- 絵文字などもたまに追加して和やかな雰囲気を
長い文章で状況説明をしてしまうと、会話するよりも伝わりづらくなってしまうので、とくに結論を最初に、と箇条書きを意識すると理解・返信してもらいやすいですよ。
家事が気になっちゃうときは…
便利家電は洗濯乾燥機が特にオススメ
洗濯物は、とくに夏の時期は洗い上がってからそのままにしておくと臭いも気になりますから、すぐに干したい。そんなことをしているとどうしても仕事のペースを崩されがち。
そこで我が家に導入したのがドラム式洗濯乾燥機です。
使い始めるまでは口コミやデメリットを調べたり…と不安でしたが、お手入れの手間が少ない日立のビッグドラムを導入し、毎日が快適です!
洗濯乾燥まで自動で一気にやってくれるので、開始する時間も考える必要なし!在宅勤務だろうが出社だろうが、朝イチに洗濯かごの中身をぶち込んでピっとスイッチを押し、仕事が終わるまで放置で無問題な生活を送れています。
仕事部屋を設けるのも効果的
住まいの事情も人それぞれですから、すぐに実行できないこともあると思いますが余分なものが目に入らない環境も大切です。
机と椅子だけ置ければ在宅勤務の仕事はこなせることが多いもの。狭いスペースでもいいので視界から散らかった部屋を隠し、扉も閉めて家電製品の音をシャットアウトすると仕事に集中しやすいです。
我が家では幸いPC部屋と名付けた私室を獲得することに成功しているので、その中さえ片付いていれば家事のことは忘れられます。
ブログは休日に子どもを見ながらリビングで書くことも多いので、眼の前には長男のトミカが散乱し、ダイニングテーブルには夫が置き放しにした開封済の封筒や衣服が積まれていてついつい片付けたくなってしまいます。笑
まとめ
ワーママの在宅勤務には悩みはつきもの。
在宅勤務を始めてみて、「こんなはずじゃなかった!」となることは多いと思います。
そこでストレスを抱えたままアンハッピーな在宅ワーママ生活を続けるか、一つずつ向き合って解決してハッピーな在宅ママ生活を送るかは選択次第。
私の在宅勤務体験談が日々偉業を成し遂げている働くママ達のお役に立てれば幸いです。
一緒に在宅勤務のストレスを乗り越えていきましょう♪